【3】負うた子を三年探す(平成19年6月1日)



「負うた子を三年探す」(日本の諺)


 身近にあるのに気がつかず、あちこち探し回って無駄骨を折ることのたとえです。
 TVや雑誌の派手なイメージを追い求めると、このことわざの通り無駄骨を折ってしまいます。お宝は意外にも身近にあるものなのですよ。
 「遠くの親戚よりも…」ということわざもありますが「遠くのナショナルブランドよりも近くの工務店」と私は言いたいのです。

 家は耐久消費財。建ててからのメンテナンスが最も重要になるわけで、我が家の状態をいつも気に掛けていてくれたり、必要なときにすぐに駆けつけてくれる大工さんがいなければ困りますね。そんな風に顔の見える関係を築けるのが近所の工務店のいいところなのです。
 とはいっても工務店ならすべてがいいとは言えません、残念ながら。やはり信頼できるところを見つけ出すノウハウが必要になります。
 そこで情報収集。これも身近な情報をあてにしましょう。親戚、友人、同僚などにどこで家を建てたか聞いて回りましょう。そうするとおのずと評判の良い工務店が浮かび上がってくるはずです。
 そうやってある程度目星を付けておいて、チラシなり広告を見て気になる工務店の物件を見学に出かけるのがいいと思います。腕に自信のある工務店なら頻繁に住宅見学会を開いているはずですから、これに積極的に参加するのが一番良い方法なのです。
そうすることで家を見る目が肥えてくるし、なによりも工務店の人間と直接接することで、相性もつかめてきます。

 意外に思われるかもしれませんが家造りにはこの相性ってとても大切なんですよ。相性のいい人と組むと仕事もスムーズにはかどり、満足のいく家造りが出来、建ててからも信頼関係がずーっと続いていくものなのです。ぜひ一生もののお付き合いが出来る工務店探しにチャレンジしていただきたいと思います。

 今回は「身近なところに本当に必要なものがある」ということをお話しました。次回からは工務店の選び方だけでなく、土地探しやどの工法がよいかなど、より具体的な選択のしかたをお話していきたいと思います。
 
 早乙女正のズバリ一言!
「一生付き合える近所の工務店を探そう」


【1】マイホームに何を求めるか?
【2】頭金よりも大切なもの
【3】負うた子を三年探す
【4】温故知新(ふるきをたずねて新しきを知る)
【5】大船に乗る


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