【6】知恵は知識に優る
知恵は知識に優る(パスカル)
つい最近新聞で「どんな家がいいかあまりにも勉強し過ぎて、頭がパニックになってしまった」という主婦の話が載っていました。
マイホームの購入は人生の一大事ですから、出来る限りの情報を集めて最も良い物を選びたい、というのはもっともな気持ちです。
しかし基本をしっかりと押さえていないと、この主婦の方のように知識に振り回されて、どれがいいのかかえって混乱してしまいます。その挙句、情報を継ぎはぎしただけの住みにくい家を建ててしまう方が多いのです。
迷ったときに立ち返るべきところ、それが伝統です。千年もの間、日本の気候風土に適応してきた成果がそこには詰まっています。風水や家相なども光や風を最適に取り入れようとする古人の知恵の塊だと言えるでしょう。
ちょっと抽象的な話が続いたので、住みやすい家を建てるための手順を具体的に示しておきたいと思います。
1.どんな家に住みたいか家族全員の意見を聞く
まずここが原点。みんなの意見をよく聴いて不満の残らないように。
2.現在の住まいを基準に考える
今のお住まいで大きな不満は何か。満足しているところ、嫌いなところ好きなところを洗い出してみましょう。余計なものを省いた必要不可欠な機能の絞込みができます。
3.今後10年間のライフスタイルを考慮する
この10年の生活環境や家族構成を考えて、最も暮らしやすそうな間取りを考えましょう。あまり先を考えすぎては、かえって住みにくい家になってしまいます。10年経った時点で、不都合な部分をリフォームで対応するのが一番良い方法です。増改築が容易な伝統工法ならこの点でも有利です。
4.信頼のおける大工・工務店に相談する
家族の意見をまとめたら、大工さんや工務店にぶつけてみましょう。家族それぞれの夢が現実的で合理性に富んだ設計図となって具体化します。この段階で意見が食い違った場合は、納得いくまで話し合いましょう。迷った場合はやはり「伝統的な考え方」に立ったほうが結果はいいようです。こうして基本的な設計プランが作成されます。もし、設計士に頼むなら、この基本プランを基に依頼するとスムーズに仕事が進みます。
早乙女 正のズバリ一言
「迷ったら伝統へかえれ」













