会長ブログ
2021.10.18
ブレない心今季限りで現役を引退する日本ハム・斎藤佑樹投手が
引退試合となった本拠地・札幌ドームにて行った
試合後の引退セレモニーでのスピーチです
(以下スピーチ全文)
ファイターズファンの皆さん、入団してから今日に至るまで
温かいご声援をありがとうございました。
にもかかわらず皆さんのご期待に沿うような成績を残すことができず
本当にすみませんでした。
11年間、ファンの方に喜ばれたいと思って
チームの勝利に貢献したいと思って
必死に腕を振り続けてきました。
そうすることで自分の居場所が見つかると思い、投げ続けてきました。
あきらめてやめるのは簡単、どんなに苦しくても、
がむしゃらに泥だらけになって最後までやり切る。
栗山監督に言われ続けた言葉です。
その言葉通り、どんなに格好悪くても前だけを見て来たつもりです。
ほとんど思い通りにはいきませんでしたが、
やり続けることに後悔はありません。
そしてファイターズには尊敬できる素晴らしい方々がたくさんいました。
優しく叱ってくれる先輩がいて、格好いい同期がいて、
後輩も皆誇らしい選手ばかりです。
そんなみんなのおかげで僕も入団した時よりは、
少しはましな大人に成長できたんじゃないかと感じています。
そんな素敵な方々に出会えたのも野球を始めさせてくれて、
続けさせてくれた両親に感謝したいです。
お父さん、お母さん、ありがとうございます。
最後になります。
斎藤は持っていると言われたこともありました。
でも本当に持っていたら、いい成績も残せたでしょうし、
こんなにけがもしなかったはずです。
ファンの皆さんも含めて、僕が持っているのは最高の仲間です。
皆さんと過ごした時間は僕の一生の宝物です。
長い間、本当にありがとうございます。
きっとまたお会いしましょう。
心温まるスピーチでした
ずっと日本ハム球団一筋で尽くし
今後も野球に恩返しするという思い
諦めず 思うような成果が出なくても努力を厭惜しまず
そして 『僕が「持っている」のは最高の仲間です』と言える
斎藤選手の姿勢は とても かっこいいです
斎藤選手の出身高校
早稲田実業の大先輩・王貞治氏からも
メッセージが届いていました
「本当に大変な11年間だったと思うけど、君は頑張った。
みんなもそれを見ていて、覚えている。
本当に、ここまでよく頑張ったと思います。
不屈の闘志で頑張った野球時代を、
もっともっと超えるような形で
これからの第2の人生を頑張ってほしいね」(抜粋)と
エールを送っていました
皆に愛され 応援される生き方をしてきたからこその
王氏の言葉だったのだと思います
これぞ 最高の送られ方を見た気がしました