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平屋の屋根はどんな形がいい?平屋におすすめの屋根の種類や選び方について解説

 

平屋の屋根は面積が大きく、シンプルな平屋の建物を屋根の形によって魅力的なデザインにできます。

また、外気と直接に接し、家の広い範囲を覆う平屋の屋根は、断熱性にもこだわりたい場所です。

 

こちらの記事では、新築の注文住宅で平屋の住まいをお考えの方に、屋根の形状や素材について解説します。

平屋の屋根を選ぶ際のポイントについても見ていきましょう。

 

平屋でよく使われる屋根の種類

平屋でよく使われる屋根の形の種類には、「片流れ屋根」「切妻屋根」「寄棟屋根」「陸屋根」「招き屋根」の5つのタイプがあります。

 

片流れ屋根

 

片流れ屋根は、建物の頂上から片側だけに傾斜のある屋根です。

ダイナミックな印象で、スタイリッシュでモダンな平屋になるため人気があります。

 

構造がシンプルで屋根の中で最も建築コストを抑えることが可能です。

また、天井の高い側にロフトを設けたり、屋根の面積の大きさを利用して太陽光発電も設置できます。

 

一方で、軒側に雨や雪が集中するため、大きな雨樋を設置したり、隣家へ迷惑がかからないように対策しなければなりません。

さらに、平屋の屋根は耐久性が低く、劣化して雨漏りしやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

切妻(きりづま)屋根

 

切妻屋根は頂上で屋根の二面を合わせた見た目が三角の屋根で、日本家屋に一番多く採用されている屋根の形状です。

使う建材も少なく、構造もシンプルであるため、メンテナンスがしやすく建築コストも抑えられます。

 

傾斜を大きめにつけると、屋根に雪が積もりにくく雪の多い地域でも安心です。切妻屋根は費用面と性能面のバランスが良いため多く採用されています。

 

寄棟(よせむね)屋根

 

寄棟屋根は、頂上から4つの方向に傾斜をつけた屋根で、和風にも洋風にも合い、平屋でも人気があります。

一番のメリットは、4面の屋根の軒で雨や風、日差しをよけ、建物の外壁や部屋の環境を守れることです。

また、屋根が4面に分かれているため1面ごとの面積が小さく、台風など暴風の影響を受けにくくなります。

 

一方、4面の屋根を組み合わせるため継ぎ目が多く、建築コストが高くなることに注意しましょう。

 

陸(ろく)屋根

 

陸屋根は、屋根が水平方向で平屋の四角い外観のスタイルそのものを活かせる屋根です。

屋上をルーフバルコニーにして家族で団らんしたり、家庭菜園を楽しんだりできます。

 

一方、屋根が平らで雨が排水しにくいという問題があります。浸水しやすいため、10年ごとに屋根の防水シートを交換しなければなりません。

また、屋根と室内が近く、屋根からの熱が室内に直接伝わりやすくなります。屋根と室内の間にスペースがないため、換気口も設置しにくく、屋根の断熱性や遮熱性の設計が重要です。

 

招き屋根(差し掛け屋根)

 

招き屋根とは、切妻屋根の二面を長い屋根と短い屋根にして、頂上から下がったところで組み合わせた屋根です。

招き猫の手のような形なので、このように呼ばれます。

 

招き屋根は、屋根裏のスペースを確保して、ロフトや小部屋の間取りづくりができます。

平屋であれば、2階の少しのスペースで、子どもの遊び場や収納に使うのも良いでしょう。

 

招き屋根も切妻屋根と同様にシンプルな構造で、建築費用を抑えられます。

屋根と建物の間のスペースに、窓をつければ、採光も通風も良くなり、カビや結露の心配もなくなります。断熱材も劣化しにくく、家の耐久性を高められるでしょう。

 

デザイン性があり、平屋のアクセントにもなる屋根ですが、短い屋根と壁が接する部分に隙間ができやすく、雨漏りしやすいというデメリットもあります。

 

平屋の屋根の素材の種類

平屋の屋根の素材は、主に3種類あります。

「日本瓦」「スレート」「ガルバリウム鋼板」の素材の特徴を見ていきましょう。

 

日本瓦

 

日本瓦は、和瓦とも呼ばれ、日本家屋で多く採用されてきた屋根です。

粘土を窯でそのまま焼いた素焼き瓦と釉薬(ゆうやく)を塗って焼いた釉薬瓦があります。

風雨にも強く、耐久性や断熱性に優れ、厚さがあるため遮音性も高い屋根です。

 

一方、一枚一枚に重量があり、柱や梁など建物への負荷や地盤への負荷がかかり、耐震性が低いとされます。

また、瓦屋根を採用する人が以前より減っており、施工できる職人が減っている点にも注意が必要です。

 

スレート(コロニアル・カラーベスト)

 

スレート屋根には、天然スレートと化粧スレートがあります。

天然スレートは、粘板岩(ねんばんがん)という岩石原料を板状に加工した屋根素材ですが、価格が高く、一般家庭では普及していません。

 

一般住宅で多く採用されるのは、化粧スレートで、セメントや繊維材を混ぜて板状に加工したものです。

施工しやすい薄い平板スレートが多く使われ、ケイミュー社の「カラーベスト」「コロニアル」と呼ばれる商品が良く知られています。

化粧スレートは、「価格が安い」「デザインが豊富にある」などのメリットがあり、また薄くて軽いので建物の耐震性を高められます。

 

一方で、経年劣化で割れたり、塗装が剥げやすいというデメリットがあります。

防水性が落ちて、カビやコケが生えたり、雨漏りの心配も。

15年から20年ごとに定期的な屋根塗装のメンテナンスが必要です。

 

ガルバリウム鋼板

 

ガルバリウム鋼板は、金属板をアルミニウムと亜鉛、シリコンを合わせてメッキしたものです。

錆びにくく、耐久性もあり30年〜50年の保証のものもあります。

初期費用はかかりますが、重量が軽いため、家の耐震性も高まるので安心です。

 

デザインで好みが分かれますが、多くの家庭で採用されています。

錆びにくいとはいえ、金属であるため海の近くなど塩害の被害がある場所では避けた方が無難でしょう。

 

平屋の屋根選びのポイント

平屋の屋根を選ぶ際のポイントは、「断熱性」「地域の気候や特性」「メンテナンス」です。それぞれについて見ていきましょう。

 

断熱性

 

平屋は、外気の影響を受けやすい環境の家であるため、家の断熱設計が重要です。

以前は費用も抑えられる天井断熱が一般的でしたが、天井断熱の場合、屋根裏が大変高温になります。

とくに屋根裏をロフトや小部屋に使いたい場合には、屋根断熱をして快適な空間にしましょう。

 

屋根断熱には、建物の外側から断熱材で覆う「外張り断熱」と、屋根の構造部に断熱材を埋め込む「充填断熱」(じゅうてんだんねつ)があります。

充填断熱は、費用を抑えられますが、隙間ができやすくなる点に注意が必要です。

外張り断熱は、費用がかかりますが、隙間ができにくく、結露もしにくい断熱法です。

 

地域の気候や特性

 

屋根を選ぶ際には、地域の気候や特性についても考えておく必要があります。

エリアごとにおすすめできる屋根の種類をご紹介しましょう。

 

豪雪エリア:積雪のリスクに備えられる片流れ屋根や切妻屋根

強風が吹き付けるエリア:屋根の面積が小さく、風の影響を受けにくい寄棟屋根

猛暑の多いエリア:天井裏の遮熱性、換気性能を高められる切妻屋根、招き屋根

 

メンテナンス

 

屋根は家を建ててからも定期的なメンテナンスが必要な場所です。

屋根の形状や素材の種類によって、防水性や耐久性が異なります。

 

初期費用と合わせて、どれくらいの頻度でメンテナンスが発生し、ランニングコストがかかるのかとトータルコストを考えておくのが重要です。

 

まとめ

 

平屋の屋根の形状や素材について見てきました。

快適な平屋の暮らしを実現するためには、「断熱性」「地域の気候や特性」「メンテナンス」についても考え、屋根選びをすることが大切です。

 

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