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【栃木版】後悔しない高気密高断熱の家づくりのポイント!

近年、光熱費が急激に値上がりしています。「光熱費をおさえて快適に住める家をつくりたい」とお考えの方に、省エネで注目される高気密高断熱の家づくりについて解説します。

前提として、高気密高断熱にするための基準数値は地域によって全く異なります。

今回は、木の花ホームが拠点とする栃木県で高気密高断熱の家づくりをするためのポイントについて中心に解説します。

 

高気密高断熱の家のメリット、デメリットとともに後悔しない家づくりのポイントについてもみていきましょう。

 

 

高気密高断熱とは?

高気密高断熱とは、一年を通して部屋の温度を一定に保つようにすることです。

家づくりにおいて断熱計画をたて、部屋と部屋、部屋と廊下の間の温度差をなくしていきます。

 

高気密高断熱の家は、外気温に影響を受けにくく、エアコンの効率も高いためお財布にやさしい省エネな家です。

 

 

高気密高断熱の家のメリット

高気密高断熱の家をたてるメリットをみていきます。

また、国の法律が改正されたことによる、今後の住宅事情についても知っておきましょう。

 

高気密な家

空気が循環している家はとても心地よいものです。

効率の良い換気のためには、高気密な家づくりがとても重要となります。

 

一般的な木造住宅においては、家に多くのすき間があります。

そのすき間から夏は暑い空気が家の中に入り、エアコンで調節した涼しい空気が外へ。

冬には寒い空気が家に入り、温かい空気が外に出るためエアコンの効率も悪くなるのです。

防湿シートや断熱材を使えば、それらのすき間をうめて気密性を高められます。

 

2003年7月には建築基準法が改正されました。今は家全体の「計画的な換気」が求められ、24時間換気の設備の取り付けが義務付けられています。

 

気密性の高い家では24時間、空気が循環した心地よい生活ができるのです。

 

高断熱の家

外気温は、主に壁や窓を通して家に伝わります。

外壁と内壁の間に断熱材を入れたり、樹脂サッシやペアガラスを採用すれば、断熱性を高めることが可能です。

 

断熱性の高い家は、冬でも暖かく、夏でも涼しく一年中適温の中で暮らせます。

エアコンで調節した空気も逃げにくく、効率が上がるため省エネな生活を実現できます。

 

また冬の部屋とトイレや脱衣所との大きな温度差は、健康にもよくありません。

温度差により血圧を乱高下させてヒートショックを引き起こし、心筋梗塞などにつながるのです。

家中を一定の温度に保つことができれば、健康にも良いのです。

 

加えて、子供がピアノやバイオリンを習って入れば、室内の音が外に響かないか心配になることもあるのではないでしょうか。

断熱材によっては、遮音・吸音効果が期待でき、室内の音を気にせず暮らすことができます。

 

2025年断熱・省エネ義務化

脱炭素化社会に向けて、省エネと認められる基準が変更されました。

2025年からは、その基準への適合が義務化されます。

 

2025年以降の新築住宅物件は、断熱材の厚さ、窓の構造などが省エネ基準を満たさなければなりません。

新築住宅物件において、省エネで断熱性の高い、高気密高断熱の家の普及が進むでしょう。

 

 

高気密高断熱の家のデメリット

高気密高断熱の家には、快適性や健康面、コスト面でも多くのメリットがありました。

一方で、結露やシックハウス症候群などのデメリットもあります。

 

快適な高気密高断熱の家づくりで後悔しないためにも、このようなデメリットを知ったうえで、対策をほどこすことが大切なのです。

 

結露

内壁と断熱材の間のすき間の温度差によって湿気がこもり、結露することがあります。

結露して柱や壁にカビが発生すると、建物が劣化し、住宅としての寿命が短くなります。

 

シックハウス症候群

高気密な住宅では、自然には空気が循環しないため、建材の化学物質やハウスダストの影響により、健康に被害がでることがあるのです。

頭痛やめまい、湿疹やアレルギーを起こすこともあります。

 

結露やシックハウス症候群の対策のためにも、高気密高断熱の家では換気の設備選定や、設計がたいへん重要です。

 

生活動線

高気密な環境を求めるあまり、生活動線を考えない家づくりをしてしまうと住みにくさを感じてしまいます。

平日、休日、来客時などさまざまなシーンをシュミレーションして家事動線、生活動線を考えてみましょう。

 

また、気密性を高めるために窓が小さいと家の中が暗くなるという意見もあります。

窓づくりにおいても家の明るさ、風通しに配慮した設計技術が必要です。

 

イニシャルコスト

高気密高断熱の家は、20年30年という長期的な視点にたてば、上がり続ける光熱費をおさえてライフサイクルでのコストの削減が可能です。

 

家をたてる際にかかる初期費用をイニシャルコストと呼びます。

高気密高断熱の家では、断熱材やサッシに費用がかかるため、一般の住宅よりもイニシャルコストがかかるのです。

 

イニシャルコストばかりに目がいきがちですが、エアコンや冷蔵庫でも新しく性能のよいものを使うと初期費用はかかりますが、毎月の電気代が安くなり、年間の電気代が大幅に削減できます。

 

同じように、家づくりにおいても長期的なサイクルでのコストパフォーマンスを考えてみるとよいでしょう。

 

 

高気密高断熱の家づくりのポイント

後悔のない高気密高断熱の家づくりのヒントは、住宅性能と快適さのバランスです。

換気や生活動線に配慮しつつ、気密性や断熱性を求めることで、快適な暮らしが実現できます。

 

断熱材

木の花ホームの家づくりでは、断熱材はネオマフォームを標準採用しています。

ネオマフォームには次の3つの特徴があります。

・高断熱性

・長期断熱性能

・耐燃焼性能

 

ネオマフォームは、薄くても高い断熱性能を発揮し、20年以上にわたって高い性能を維持することが確認されています。

また、国内の寺社仏閣にも採用されるなど燃えにくい性質が高く評価される断熱材です。

さらに水分を通しにくく、湿気がこもらない点も結露対策としてたいへん優れています。

 

断熱性能を示すUA値からも、木の花ホームがつくる家の断熱性能の良さをご確認いただけます。

UA値とは、家の外皮(外壁、屋根、窓など)から外に逃げる熱量の値です。

値が低いほど断熱性能が高いことを示し、木の花ホームでは、UA値0.56以下の住宅をご提供しています。

 

「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」(通称HEAT20)では、日本全国を気候ごとに8つの地域に区分し、それぞれの地域区分の気候に合わせた断熱性能の基準値が定められました。

その基準は他の住宅省エネ基準よりも厳しいものです。

 

比較的温暖な栃木県は地域区分5となります。

木の花ホームのUA値は、ZEH基準より厳しいHEAT20基準で、G1以上最大でG3と高い断熱性能を実現しています。

​​

換気システム

シックハウス症候群の対策として、現在は新築物件の家には24時間換気システムの設置が義務付けられています。

一般住宅の換気システムは第一種換気、第二種換気、第三種換気の3種類。

木の花ホームでは、給気と排気を機械的に行える第一種換気システムを採用しています。

 

高気密高断熱の家では、計画的な換気によって、室内のすみずみまで空気を循環させることが大切です。

空気の循環ができれば、シックハウスの心配もなく、カビや結露の発生しにくい快適な空間となるでしょう。

 

窓や生活動線の設計

窓の位置や大きさは、計画的な設計が必要となります。

窓はもっとも外気の熱を伝えやすい場所です。

そのため窓をペアガラスにしたり、樹脂サッシにしたりして、断熱効果を簡単にあげることができます。

 

しかし、高気密高断熱を求めて、断熱性の高い窓を無計画につけてしまうと、採光がしにくく風通しの悪い息苦しさを感じる家になってしまうでしょう。

 

窓の位置や大きさは、その土地の一年を通しての気候や、太陽の位置に配慮してつくることが大切です。採光、風通し、高気密高断熱のバランスのとれた窓づくりをしましょう。

 

また暮らしやすい家づくりには、日々の生活や来客時などを想定し生活動線、家事動線をイメージした間取り設計が必要です。

子供の小さい時、夫婦だけになった時などさまざまなイメージをふくらませておくと、納得し満足できる家づくりとなります。

 

 

まとめ

後悔しない高気密高断熱の家づくりについてみてきました。

 

高気密高断熱の家では、一年中外気温に関係なく、快適に暮らすことができます。

一方で結露やシックハウス、生活動線などのデメリットもありました。

 

心地よく住むためには、最初の換気、間取り、窓などの計画的な設計がとても重要です。

 

生涯にわたって人生を豊かにしてくれる家づくりには、建材や工法のみならず、地域に密着し土地を知り尽くした木の花ホームの経験や技術が役立ちます。

断熱の家をお考えでしたら、栃木の家づくりで実績のある、大工が支える木の花ホームにぜひ一度ご相談ください。

 

木の花ホームでは、快適な家づくりのイメージを体感していただくため、VRモデルハウスをHPで公開中です。

ぜひ一度、外観や室内の様子を感じて、その空間をお楽しみください。

木の花ホームの断熱の家には、たくさんの技術がつめこまれています。

快適で過ごしやすい空間を体感してみてください。

断熱の家

https://www.konohanahome.com/insulation/

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