子育てをしていると「毎日の暮らしの中心になるのがリビング」と考える方は多いのではないでしょうか。
子供が安心して遊び、親は家事をしながら成長を見守れる空間は、子育て世代にとって欠かせない存在です。
ただし、実際には「おもちゃや絵本で散らかってしまう」「家事中に子供の様子が見えにくい」「走り回ると安全面が心配」など、不便さを感じる声も少なくありません。
リビングは子育てしやすい間取りや収納を工夫することで、快適な空間になります。
今回は、子育て世代に人気のリビングづくりについて、間取りや収納のポイントを中心にご紹介します。
家族みんなが快適に過ごせる住まいを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 子育て世代に人気のリビングとは?
- 子育てしやすいリビングの間取りのポイント
- リビングの安全対策と注意点
子育て世代に人気のリビングとは?

子育て世代がリビングに求める要素は「家族が安心して過ごせること」と「毎日の暮らしが楽になること」と考える方は多いでしょう。
まずは、子育て世代に人気のリビングについて解説します。
1.家事をしながら子供の見守りがしやすい
子育て世代のリビングで重視されるポイントは、家事をしながら子供の見守りがしやすいことです。
対面キッチンは調理中でも子供の様子が視界に入り、声や動きで安心を得られます。
キッチン・リビング・洗面所など家事を行う場所が近接しており、回遊動線を確保する設計も注目されています。
移動距離が短くなるため、お子様の様子を確認しながら効率良く家事が進められるでしょう。
2.安全性を重視した設計にする
子育て中のご家庭では、安全性を重視したリビングの設計にすることも大切です。
家の中でも子供の好奇心は旺盛で、転倒やぶつかるなどの事故のリスクがあります。
段差の少ないフラットな床、角の丸い家具やカウンター、滑りにくい床材を採用すると小さなお子様も安心して過ごせるでしょう。
3.片付けやすく散らかりにくい
子育て世代のリビングは、片付けやすく散らかりにくいこともポイントです。
十分な収納設計にすることで、散らかる原因を未然に抑えられます。
「帰宅してすぐ使いたいもの」「つい放置しがちなもの」「日常的によく使うもの」など、それぞれの物に定位置を決める収納計画を立てましょう。
大容量のファミリークローゼットや、ベビーカーなど子供用品を収納できるシューズクローゼットもおすすめです。
また、おもちゃや絵本の収納には「見せる収納」と「隠す収納」の使い分けが人気です。
好きな絵本作品をディスプレイ形式で見せる棚と、中身が見えない収納箱で隠す部分を使い分ける工夫で空間がおしゃれになります。
4.子供が遊びやすいスペースにする
子育てしやすいリビングは、子供が遊びやすいスペースをつくることも大切です。
子供用の遊びスペースをつくるにはラグマットを敷くことや、低めのシェルフや家具で仕切る方法が有効です。
遊びエリア内には柔らかい素材の家具を設置すると、安全なスペースになります。
また、お子様の成長に合わせて「スタディスペース」と「遊びスペース」を切り替えられるよう、可動式の仕切りを取り入れるのもおすすめです。
幼児期は広く遊ぶ場所として使い、小学生になれば学習机を配置できるスペースに変更できるでしょう。
5.家族が自然と集まる
家族が自然と集まるようなリビングは、子育て世代にとって暮らしやすさにつながります。
リビングを家の中心に配置し、他の部屋からアクセスしやすくすると家族が自然と集まる動線になります。
キッチン・ダイニング・リビングが一体になり、家族がどこにいても交流がとりやすい空間がおすすめです。
さらに、間仕切りをできるだけ減らして開放的なリビングにすることで、家族で過ごす時間がより心地よくなります。
子育てしやすいリビングの間取りのポイント

リビングは、子供と家族が長く過ごす場所であり、間取りの工夫次第で暮らしやすさは大きく変わります。
ここからは、子育てしやすいリビングにするための間取りのポイントをご紹介します。
1.オープンな間取りにする
子育てしやすいリビングをつくるには、オープンキッチンや間仕切りをできるだけ少なくすることがポイントです。
親は料理をしながら遊びや勉強の様子を見守れるため、より安心して過ごせます。
さらに、家族のコミュニケーションも自然に増え「一体感のある住まい」を実現できます。
間仕切りには視線を遮らないガラス扉を取り入れ、開放感と安全性を両立する工夫も人気です。
オープンな間取りは片付けや換気もしやすく、子育て世代に特におすすめです。
リビングの間仕切りについて、以下の記事でも詳しく解説しているので
ぜひ参考にしてみてください。

2.和室や畳コーナーを隣接する
リビングに隣接して和室や畳コーナーを設けると、子育てに役立つ多目的スペースとして活躍します。
小さなお子様がいるご家庭では、お昼寝やおむつ替え、遊び場として利用できます。
子供が成長したら、学習や来客時の応接スペースにも使えるでしょう。
畳はクッション性があるため、転倒時のケガ防止にもつながり安心して遊ばせられるのもメリットです。
リビングの畳コーナーについて、以下の記事でも詳しく解説しているので
ぜひ参考にしてみてください。

3.シンプルな動線をつくる
子育て世代のリビングは、回遊性のあるシンプルな動線をつくるのがおすすめ。
玄関からリビング、洗面所や子供部屋へのアクセスがスムーズだと、家事と育児を同時にこなしやすくなるでしょう。
「リビングを通って子供部屋に行く」動線は、親が子供の生活習慣を自然と把握できます。
また、収納スペースを動線上に設けると、ランドセルやおもちゃを片付けやすく、散らかりにくいリビングが実現します。
4.集中できるスタディコーナーをつくる
近年注目されているのが、リビング内に設ける「スタディコーナー」です。
ダイニング横や壁際にカウンターを設けるだけで、子供が宿題や読書するスペースとして活用できます。
親は料理や家事をしながら安心して見守れるため、子供の学習習慣の定着にもつながります。
スタディコーナーはリビングの一角に設けるなど、省スペースに使えるのも魅力です。
将来的には在宅ワークや趣味の作業スペースとしても利用でき、長く活用できるでしょう。
リビングの勉強スペースについて、以下の記事でも詳しく解説しているので
ぜひ参考にしてみてください。

リビングの安全対策と注意点

子供が小さいうちは、リビングが遊び場や学びの場となることが多いため、安全性への配慮が欠かせません。
ここでは、子育て世代が安心して暮らせるリビングにするための、安全対策と注意点を詳しく解説します。
1.床材を工夫する
リビングの安全性を考えるうえで、床材を工夫することが重要です。
子供は走り回ったり、転んだりすることが多いため「滑りにくい」素材を選ぶのが基本です。
さらに、表面に傷がつきにくい仕様を選ぶことで、おもちゃを落としたり椅子を引いたりしても劣化が目立ちにくくなります。
小さなお子様がいる場合は、クッション性を持つコルク材やクッションフロアも人気です。
柔らかい床材は、転倒した際の衝撃を和らげる効果があります。
近年は耐水性を兼ね備えたタイプも登場しており、飲み物をこぼしても拭き取りやすく衛生的です。
2.段差を少なくする
リビングは段差を少なくすることで、安全性を確保できます。
段差のないリビングは、小さな子供にとって転倒やつまずきリスクを減らせるでしょう。
また、フラットな空間はベビーカーやおもちゃのワゴンも移動しやすく、家事効率の向上にもつながります。
将来的に高齢になった親世代との同居や、自分たちの老後の暮らしにも役立つでしょう。
3.角の少ない家具を設置する
リビングに置く家具は、角の少ないタイプを選びましょう。
小さな子供は背が低く、ちょうどテーブルや収納家具の角に頭や体をぶつけやすいため注意が必要です。
最近は、丸みを帯びたデザインや角を丸く加工した家具が多く販売されており、子育て世代から支持を集めています。
既存の家具を使う場合は「コーナーガード」や「クッションカバー」を取り付けるだけでも安全性が向上します。
家具は通路を広くとり、子供が走り回ってもぶつかりにくい配置にすると安心です。
子育て世代のリビングは、家具の配置と動線を意識して安全なレイアウトを心がけましょう。
木の花ホームは、子育てしやすいリビングのある住まいの施工実績が豊富です。
家族で快適に暮らせる住宅を検討されている方は、ぜひ木の花ホームにご相談ください。
注文住宅ならではのインテリアプランも、木の花ホームへご相談ください。
栃木で創業100年以上、地元の気候風土を活かした設計と、世代を超えて住み続けられる家づくりで、長年安心して暮らしていただけます。
住宅見学会で実際に住宅をご覧いただくことも可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
【新築施工事例】家族でのびのびと過せる子育てを楽しむ家

こちらの住宅は「子育てと趣味を楽しむ家」をテーマに、建てられた木の花ホームの施工事例です。
家族みんなが、のびのび過ごせる空間設計が随所に施されています。
建具やインテリアはアジアンテイストを基調としつつ、アクセントクロスや照明で個性を演出しました。

リビング・ダイニング・キッチンは約20畳の広さを確保し、家事をしながらでもお子様の遊びやテレビの様子を見渡せるオープンプラン設計です。
収納にも工夫があり、玄関ホールからファミリークロークを通ってLDKへ回遊できる動線を取り入れています。
家族で団欒の時間を楽しめる、多機能で心地よい住まいが完成しました。
まとめ|子育て世代にぴったりのリビングで家族の時間を豊かにしましょう

子育て世代にとって、リビングは「家族の絆を育む場所」です。
安全性に配慮した床材や段差の少ない設計、角の少ない家具は、子供が安心して遊べる環境を整えます。
開放的な間取りや畳コーナー、スタディスペースを取り入れることで、遊びや学び、家事が自然に調和した快適な暮らしを実現できます。
家族が自然と集まり笑顔があふれるリビングは、子供の成長を見守りながら親自身も安心して過ごせる空間になるでしょう。
これから家づくりを考える際には、ぜひこの記事を参考に「子育てしやすいリビング」を意識してみてください。
木の花ホームは、子育てしやすいリビングのある住まいの施工実績が豊富です。
ご家族で快適に暮らせる住まいをご検討中の方は、ぜひ木の花ホームへご相談ください。
注文住宅ならではのインテリアプランも、木の花ホームへご相談ください。
栃木で創業100年以上、地元の気候風土を活かした設計と、世代を超えて住み続けられる家づくりで、長年安心して暮らしていただけます。
住宅見学会で実際に住宅をご覧いただくことも可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。