近年、注目を集めている平屋ですが「広い土地を探さなければいけない」というデメリットがあり、諦めてしまう方も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、小さな平屋でも問題なく暮らせるのか、どんな生活が可能なのか…平屋の暮らしがおすすめな理由や注意点なども解説いたします。
是非最後までご覧ください。
- 小さな平屋の特徴
- 小さな平屋がおすすめな理由
- 平屋のメリット
- コンパクトな平屋でも快適に過ごせるアイディア
コンパクトで無駄のない平屋が人気
平屋の人気は右肩上がりで、近年は平屋の注文住宅や規格住宅を取り扱う工務店も急増しています。
少子高齢化や都心部の土地不足が原因で、戸建住宅の戸数は年々減少する傾向にあります。
一方、新築戸建住宅の中で、平屋戸数の割合は年々増えています。
平屋というと、古い田舎の戸建てを想像する方も多くいらっしゃると思いますが、シンプルで、生活動線に無駄がない平屋は、現代の暮らしとマッチするという点が、人気の理由の一つとなっています。
小さな平屋は暮らしやすい?
大きな土地が用意できない場合でも、間取りや暮らし方の工夫で快適な平屋を建てることが可能です。
5人家族が平屋を建てるとなると、建物だけでも40坪程度が必要になると言われています。
建ぺい率に応じた土地を用意するとなると、70坪程度の土地が必要となる場合も多く、なかなか条件に合う土地を探すのは難しい事もあります。
小さな平屋のアイディアや、小さな平屋がおすすめな理由を見てみましょう。
20坪〜の小さな平屋でも工夫次第で快適に!
20坪の平屋は、2人暮らしにおすすめな大きさと言われていますが、工夫次第で3~4人家族でも暮らせる間取りを用意することができます。
20坪の平屋で可能な間取り
20坪の場合、LDKと洋室2部屋を間取りに入れ込むことが可能です。
3人家族の場合は夫婦の寝室と子供部屋として使うことができます。
子供が2人いる場合は、子供部屋は共同となってしまいますが、暮らせない広さではありません。
狭い平屋に取り入れたいロフトや1.5階
狭い平屋の大きな欠点は、収納スペースが少ないことです。
そこでおすすめなのが、屋根裏を利用したロフトや1.5階です。
大きなクローゼットと、ちょっとしたプレイルームも取り入れることができます。
子供部屋が足りないといった場合にもおすすめの間取りです。
大胆に廊下なしの間取りもおすすめ
「廊下無しの間取りなんて可能なの?」と疑問に感じる方もいらっしゃると思いますが、実は近年人気の間取りです。
玄関ホールからリビングへ入り、リビングが直接各部屋につながっているため、廊下が無く、その分各部屋を大きく取ることが出来ます。
家事動線がスムーズで、家族のコミュニケーションを大切にできる間取りです。
小さな平屋がおすすめな場合
生活動線がコンパクトでバリアフリーに対応しやすいミニマムな平屋は、シンプルに暮らしたい方におすすめです。
今から家を建てて、何年住むのか、ライフスタイルや住む人はどう変化するのか、長い人生の事を考えると、ミニマムな平屋は、現代の生活や老後にぴったりな住宅と言えるでしょう。
「人生80年時代」から「人生100年時代」にシフトチェンジしつつある時代です。
子育てを意識して子供部屋を広く確保しても、子供が巣立った後の生活の方が長く続きます。
人生設計と合わせたプランを検討してみましょう。
平屋の暮らしがおすすめな理由
階段や段差がない
段差がない住宅はバリアフリー化しやすく、必要になった際に設備を入れれば、簡単にバリアフリー住宅へリフォームすることができます。
また、段差がないと家事動線がコンパクトに収まります。
重い洗濯物も2階まで運ぶ必要がなく、畳んだ後の片付けも楽になり、重い掃除機を持ち運ぶ必要もなく、お掃除ロボットをお使いの方も効果を発揮してくれるでしょう。
家族のコミュニケーションが取りやすくなる
全ての部屋が横続きで配置されているため、家族が自然にリビングに集まったり、どんな毎日を送っているのか、感じ取りやすくなります。
地震に強い
建物は地震の際、背が高いほど大きく揺れる構造になっています。
平屋は、一般的な2階建てより低く作られているため、耐震性に優れていると言えます。
吹き抜けなど開放的な間取りが取り入れやすい
住みやすい平屋の間取りには、屋根裏の活用がとても重要です。
平屋には当然、2階がないため、屋根裏を利用した吹き抜けを採用するのも容易です。
屋根裏の一部にロフトを採用しても、十分に開放的な空間を作ることができます。
平屋を建てる前に知っておきたい注意点
建築費が上がる
同じ広さの2階建て住宅と平屋では、平屋の方が基礎と屋根が広くなるため、建築コストが上がることになります。
固定資産税が上がる
平屋には広い土地が必要なため、同じ広さの2階建てより固定資産税が上がる可能性があります。
日当たりや人目を気にした平屋特有の間取りを考える必要がある
2階建てと比べ、南に向く部屋の数を取るのが難しく、外からの人目も気にした間取りを考える必要があり、周囲環境によっては、どちらかを諦めなければいけない場合もあります。
水害のある地域には向いていない
過去、水害を経験したことのある土地に、平屋はおすすめできません。
床上浸水が起きた場合、2階への避難、大切な物の移動などが出来ないためです。
水害の心配がある地域に平屋を建てる際は、広めのロフトや1.5階を作っておくと安心です。
無垢材もおすすめ!コンパクトでも快適に過ごせるアイデア
ミニマムな平屋でも、アイディア次第では、開放的で快適な空間を作ることが可能です。
おすすめのプランを見てみましょう。
吹き抜けを利用する
屋根の形状を利用して吹き抜けを採用する方法です。
リビングを広く取れない場合も、縦の空間を広く取ることで、開放的な間取りに仕上げることが可能です。
無垢材など自然の素材を生かした安らげる空間を作る
ミニマムな平屋の空間を広く見せるためには、内装を馴染みやすい配色で仕上げる必要があります。
無垢材を採用し、大きな窓で太陽光をたっぷりと入れることで、ナチュラルで落ち着きのある空間に仕上げることができます
大きな梁を採用すれば、視線を上に向けることができる、より広い空間を演出する手助けになります。
木の花ホームの注文住宅ブランド「無垢のめぐみ」は、自然な素材と質感によって、住まいに温かみと心地よさをもたらす無垢材をふんだんに使用した注文住宅です。
無垢材は調湿作用があり、室内の湿度を適度に保ちます。
そのため、四季を通じて快適な空間で暮らすことができ、健康にも優しく、自然な香りがリラックス効果を高めます。
是非、お気軽にご相談ください。
小さな平屋をご検討中の方も、栃木県で「ずっと、いい家。」を提供する【木の花ホーム】へ是非ご相談ください。
今回は、小さな平屋の間取りや、快適に暮らすことができるアイディア、平屋を建てる際の注意点も紹介いたしました。
平屋に憧れるけれど、広い土地が見つからない、部屋数が足りるのか心配、といった場合は、小さな平屋も検討してみてください。
家は「広ければ暮らしやすい」とは限りません。
何年暮らすのか、家族全員のライフスタイルの変化や人生設計なども考慮して、快適な間取りを検討してみましょう。
栃木県で「ずっと、いい家。」を提供する大工3代の工務店【木の花ホーム】では、栃木での生活に適した設計と「断熱等級6」「耐震等級3」のトップクラスの住宅性能で、安心して暮らせる住宅をご提供させていただきます。
平屋の実績もございますので、ぜひお気軽にご相談ください。