おしゃれな片流れ屋根が平屋にぴったりな理由は?特徴やメリット・デメリットについて解説|栃木市・さくら市の施工事例も紹介

近年、平屋の人気が上昇しています。

都心の土地不足や、少子高齢化で戸建住宅が減少している中、新築戸建住宅に占める平屋の割合は、年々上昇傾向にあります。

今回は、人気の平屋をおしゃれに見せる片流れ屋根の特徴や、メリット・デメリットを紹介いたします。

片流れ屋根を採用した、木の花ホームの施工事例も紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

片流れ屋根って何?

片流れ屋根とは、一方方向にのみ傾斜している形状の屋根を指します。

少し前までは、物置などの小さな建物に採用されることが多く、一般住宅に採用されることは少なかった片流れ屋根ですが、近年は、シンプルな形状が、モダンな外観に合わせやすいため、人気が上昇しています。

平屋と片流れ屋根の相性が良い理由

高所から太陽光を取り入れることができる

平屋は日当たりのいい間取りを作ることが、2階建てより難しいと言われています。

片流れ屋根の高さを利用して、高所に窓を設置することで、太陽光を取り入れやすい間取りも可能となります。

片流れ屋根の形状を利用してロフトや1.5階を取り入れる

片流れ屋根の勾配を利用して、ロフトや1.5階を採用すると、大きな収納やプレイルームを取り入れることができます。

「収納を設けるスペースがない」といった、平屋でよくあるお悩みも解決でき、家族のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。

外観デザインがまとまりやすい

平屋を切妻や寄棟屋根で仕上げようとすると、公民館など、施設のような外観になってしまう事がよくあります。

一方、片流れ屋根はシンプルでスタイリッシュな外観に仕上げやすいという特徴があり、平屋と相性の良い屋根です。

片流れ屋根のメリット

屋根の部材が少ないためメンテナンスが手軽

片流れ屋根は他の形状の屋根と違い、棟板などの屋根板金が少なく、余計な部品を使わないシンプルな作りのため、メンテナンスの際も手軽に行う事ができます。

太陽光パネルを多く設置できる

日当たりの良い方向へ向けて屋根を設置することで、より多くのパネルを日当たりの良い位置に設置でき、効率の良い発電を行う事ができます。

多様な使い方ができる形状

平屋との相性が良い理由でもお伝えしたとおり、ロフトや高所の窓など、片流れ屋根特有の間取りを取り入れることができます。

片流れ屋根のデメリット

湿気がこもりやすい

通常の屋根は、屋根の頂部に換気の吸排気孔を設置して、屋根裏に湿気が溜まらないように対策がされます。

一方、片流れ屋根の場合は、雨水の侵入を防ぐために頂点に吸排気孔を設置しない場合がよくあります。

屋根裏に発生した結露が、乾くまでに時間がかかってしまうと、カビが発生してしまう恐れもあります。

なるべく日の当たる方向に屋根を向けるよう、設計する必要があります。

雨樋への負担が大きい

通常の屋根は複数の方向へ雨が流れ、雨樋を伝い排水されます。片流れ屋根の場合は一方向に雨が集中するため、雨樋への負担が大きく劣化が早まる傾向にあります。

雨樋の破損は雨漏りの原因にもなるため、大雨の後は目視で点検することをおすすめします。

通常の屋根とは違った雨漏りリスクがある

屋根の頂点に面する外壁には雨水が多くあたり、経年劣化が早まるだけでなく、強い風を伴う雨の場合は、頂点部分から雨水が侵入してしまう可能性もあります。

屋根の周辺に透湿ルーフィングを巻く」「軒の長さを確保する」などの対策を取ると安心です。

片流れ屋根を採用するなら確認しておきたいポイント

勾配で家の印象が決まる

片流れ屋根の勾配は、緩やかなほど落ち着いた印象に仕上がります。

シャープでかっこいい印象に仕上げたい場合は、ある程度の勾配をつけると良いでしょう。

軒のバランスも大事

軒が短いほどシャープな印象に、長く取るとナチュラルな印象になります。

スタイリッシュな外観にするため、軒なしの外観を希望される方もいますが、雨漏りのリスクを考慮するとおすすめできません。

機能性と見た目のバランスを取るのが重要なポイントです。

【木の花ホーム】片流れ屋根の実例を紹介!

木の花ホームで施工させていただいた、片流れ屋根の実例を紹介いたします。

片流れ屋根の注文住宅をご検討の方は、是非参考にご覧ください。

【栃木市】2方向の片流れ屋根を組み合わせた平屋の二世帯住宅

こだわりを盛り込んだ木の温もりあふれる平屋の二世帯

2方向に分かれた片流れ屋根とトレンドのグレーにホワイトを組み合わせたスタイリッシュな外観です。

内装は、子世帯と親世帯の個性を生かし、無垢の暖かさを大事にしたデザインに仕上がりました。

片流れ屋根の形状を利用した1.5階の屋根裏部屋は、光を通す格子の間仕切りを採用し、圧迫感がなく、明るい室内になりました。

広々とした1.5階は、様々な用途で使用可能。

自然の素材を生かした和室。
床の間の床板は、旧邸の物を再利用し、家族の歴史を大切にした内装になりました。

【栃木市】和のテイストも取り入れた片流れ屋根

将来の暮らしを見据えた安心な平屋住宅

片流れ屋根の形状を生かして高所に窓を設置しました。

太陽光をたっぷりと取り入れる事のできる、和モダンな外観の平屋です。

内装も無垢材と畳のバランスがよく、自然素材を生かしたモダンなデザインに仕上がりました。

南側に配した3帖の畳スペースは、洗濯物干しに最適なスペース。
注文住宅を建てる際は、室内干しスペースを確保することも重要なポイントです。

主寝室から左の戸はキッチン、右の戸は大容量のクローク。
生活動線をシンプルにするためのアイデアが詰まっています。

【さくら市】2階建ての事例:片流れ屋根に木目と白のコントラストがモダンな外観

無垢材の温かい雰囲気が包む、 木をふんだんに採用した家

チャコールグレーとホワイトを合わせたモダンな外観に木目を加えてナチュラルテイストもプラスしたデザイン。

リビングは、床だけでなく、天井も板張りで仕上げ、直線のデザインが美しい空間に。

外観と統一感のあるモダンナチュラルなインテリアに仕上がりました。

板張りの天井が圧巻のリビング

ナチュラルウッドの玄関にエコカラットを採用して、アクセントカラーでトレンドのグレーをプラス。
エコカラットはデザイン性だけでなく、調湿機能のある、優れた壁材です。

栃木だからこそ平屋がおすすめ!お気軽にご相談ください。

今回は、片流れ屋根が平屋におすすめの理由や、メリット・デメリットについても紹介いたしました。

外観デザインをスタイリッシュに仕上げることが意外と難しい平屋ですが、片流れ屋根を採用することで、シンプルでシャープな印象に仕上げる事ができます。

デメリットもしっかり考慮して屋根の形状や向きを選びましょう。

家を建てる際、平屋を選択する事はハードルが高いと思われがちですが、様々なアイディアを組み合わせれば、難しいことはありません。

大きな土地を確保しやすい栃木に家を建てる際は、ぜひ平屋も検討してみてください。

栃木県で「ずっと、いい家。」を提供する大工3代の工務店、【木の花ホーム】は、地域密着型の工務店として栃木での生活に適した設計や、「断熱等級6」「耐震等級3」のトップクラスの住宅性能を備えた安心の家をご提供いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。

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