二世帯住宅の費用相場はどれくらい?共有のタイプ別に特徴も解説!

二世帯住宅は一般的な住宅よりも建築費用が高くなる傾向があるため、これから建てようとお考えの方にとっては、「実際にどのくらいの費用がかかるのか」が気になるポイントではないでしょうか。

今回は、二世帯住宅のタイプ別に、費用相場や特徴を紹介いたします。

最後には木の花ホームで建てさせていただいた、二世帯住宅の事例も紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • 二世帯住宅が注目されている理由
  • 二世帯住宅のタイプ別費用相場
  • 二世帯住宅のタイプ別特徴
  • 二世帯住宅を建てる際のポイント
目次

二世帯住宅が注目されているのはなぜ?理由やメリット

子世帯の減少

少子化などで、一家族に対する子世帯の数が減っているため、二世帯住宅を検討する家族の割合が増えたことも理由の一つです。

経済的負担の軽減

建築費や住宅ローンを親世帯と子世代で分担することができるため、個々に住宅を設けるよりも建築コストを削減できます。

住宅のメンテナンス費や、生活費の一部も共有できるため、普段の生活にかかる費用の削減にも繋がります。

子育て・介護がしやすい

子供がまだ小さい場合は、祖父母が協力しやすいのもポイントです。

近年、共働き家庭が増えたため、祖父母が在宅してくれているだけでも、大きなメリットがあると言えます。

また、今後親世代の介護が必要になった際にも、介護の準備やサポートをスムーズに進めることができます。

土地の有効活用

近年、都心部など住みやすい地域の利用可能な土地が限られてきているため、住みやすい土地が見つかった場合や、すでに所有している場合は、二世帯住宅で有効活用することができます。

家族の繋がりや安心感

急な病気や災害が起きた場合など、いざという時に助け合えるのも二世帯住宅のメリットです。

子供に家族の大切さを教えたいという方にもおすすめです。

木の花ホームでは、元 3 代目棟梁の社長が経験と眼力で自ら厳選した、高い技術力と、その道の一流と呼ばれる大工や職人が家づくりに携わっています。
それは「建物の善し悪しの8割方は、大工で決まる」ためです。
木を見る目、木の扱い方、そして構造に対する深い知識で、快適に永く安心して住める家をつくりあげていきます。
ぜひお気軽にご相談ください。

共有のタイプ別|特徴と費用相場

タイプ費用相場
完全共有2,000万円〜3,500万円程度
一部共有3,000万円〜4,500万円程度
完全分離4,000万円〜6,500万円程度

※土地代別

二世帯住宅を建てる場合、親世代と子世代で、どの部分を共有するかによって設計プランや費用が大きく変わります。

タイプ別の費用相場や特徴を見てみましょう。

完全共有型

「完全共有型」とは、玄関やリビングの他にも、キッチン・バス・トイレなどの水まわり設備など、個人の寝室以外は全て共有するタイプの二世帯住宅です。

費用相場

2,000万円〜3,500万円程度

土地代含まず

設備や建材のグレードによって大きく変わります

メリット

  • 設備を全て共有するためコストを削減できる
  • 床面積が広くなくても建てることができる
  • 子育ての協力を仰ぎやすい
  • 税金や光熱費などのランニングコストも軽減できる

デメリット

  • 親世代と子世代の生活リズムが大きく異なる場合は住みにくい
  • プライバシーが確保しにくいためストレスを感じる場合もある
  • 水まわりが混み合うとストレスが蓄積する場合もある

一部共有型

住宅設備の一部を共有し、ライフスタイルに合わせて生活空間や一部の設備を世帯ごとに分けるタイプの二世帯住宅です。

費用相場

3,000万円〜4,500万円程度

土地代含まず

設備や建材のグレードによって大きく変わります

メリット

  • 完全分離型より建築費を抑えられる
  • 生活リズムに合わせてどの設備を共有するか選べる
  • プライバシーを守りつつ協力しつつ生活できる
  • 子育てや介護の連携もスムーズ

デメリット

  • 共有部分の選択を間違えると住み出してから不便を感じる
  • 生活リズムが大きく違うと生活音などが気になる場合もある
  • 将来リフォームの際に間取り変更などが難しい
  • 家族に合わせた特殊間取りなため、資産価値が下がる可能性がある

完全分離型

「完全分離型」とは、玄関からリビング、水まわりなどの設備も全て分離していて、一軒の中に二軒の住宅があるタイプの二世帯住宅です。

費用相場

4,000万円〜6,500万円程度

土地代含まず

設備や建材のグレードによって大きく変わります

メリット

  • プライバシーがしっかり守れる
  • 生活リズムが違う場合も快適に過ごせる
  • 簡単なリフォームで片方を貸し出すことが可能
  • 光熱費の管理が明確
  • 資産価値が保てる

デメリット

  • 建築コストがかかる
  • 2世帯分の設備が入る家を建てるため広い土地が必要
  • 用途変更や通常の住宅へリフォームすることが難しい
  • 親世帯と子世帯のコミュニケーションが取りにくい

二世帯住宅を建てる際に注意したいポイント

ローン契約・名義を明確にする

二世帯で暮らすだけでなく、他に兄弟がいる場合は、財産分与の際にトラブルとなる場合もあります。

子世帯だけになった時も住み続けたい場合は、遺言状を作成しておきましょう。

遺言状は必ず弁護士や司法書士など専門家に依頼して正式なものを残しておく必要があります。

生活の変化を考慮した設計にする

完全分離型であれば問題なく暮らせるとは限りません。

将来的に1世帯で暮らす場合、生活リズムなどで不便がない場合は、玄関や水まわりを共有した方がメンテナンスがしやすい場合もあります。

家族構成の変化に対応しやすい間取りを検討することも重要です。

共有スペースや共用設備のルールを打ち合わせしておく

共有型を選ぶ場合は設計の段階で共有設備を使う際のルールを確認しておきましょう。

共有設備の使い方、使用時間、掃除などの決まりを明確にしておく必要があります。

暮らし始めてから不便があっても、リフォームで設備を増やすには費用がかかるだけでなく、対応が難しい場合もあり、後に後悔してしまう場合もあります。

木の花ホーム|二世帯住宅の実例紹介

木の花ホームは二世帯住宅の実例も豊富です。

一部の事例を紹介いたしますので、ぜひ参考にご覧ください。

リビング共有型でちょうどいい距離感を実現した二世帯住宅

木の温もりに包まれ緑を愉しむ 平屋二世帯住宅

築72年のお住まいを建て替えさせていただきました。

LDKを挟んで、それぞれの寝室を配置した二世帯住宅です。

家族のコミュニケーションを大切にしながらも、ちょうどいい距離感を保つことができる間取りを意識しました。

眺めの良いリビング、和室、薪ストーブなど、ご家族の夢をたっぷりと詰め込みました。

家族三世帯が暮らす平屋スタイルの二世帯住宅

平屋スタイルの二世帯住宅

それぞれの暮らし方を尊重しながら、家族を身近に感じて過ごせる「二世帯住宅」をテーマに、LDKは共有しながらも、寝室を対極に配置して、プライベートもしっかりと確保した間取りとなりました。

和室コーナーは、引き戸を開放することで広々とした大広間に。

家族全員でくつろげるスペースを実現しました。

室内干しでも洗濯物をたっぷり干せる、明るく広々としたランドリールーム。

家族が多くても安心です。

その場で洗濯家事の作業がこなせる造作棚は、家事動線に配慮したこだわりのポイントです。

将来を見据えた安心の二世帯住宅を建てるなら、ぜひ木の花ホームへご相談ください。

今回は、二世帯住宅のタイプ別に、費用相場や特徴を紹介いたしました。

二世帯住宅を建てる際は、どこまでを共有スペースとするかが最も重要です。

コストだけでなく、長年快適に過ごすために、設計プランは慎重に進めましょう。

二世帯住宅は、通常の住宅と違い、家族のライフスタイルに寄り添った設計プランを立てることが大切です。

20年、30年後を見据えた安心の二世帯住宅をご検討中の方は、実績豊富な木の花ホームへ、ぜひご相談ください。

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