重い洗濯物を運ぶのが大変、室内干しした洗濯物が部屋を圧迫している…など、洗濯に関するお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
そこで、注文住宅を建てる際にぜひ間取りに取り入れたいのが「ランドリールーム」です。
今回は、ランドリールームのレイアウトや広さ別の使い勝手、知っておきたい失敗例も解説いたします。
これから注文住宅の計画を立てる方や、間取りを検討中の方も是非最後までご覧ください。
- ランドリールームの適切な配置
- ランドリールームの使いやすい広さ
- 失敗しないためのポイント
ランドリールームって何?
ランドリールームは、洗濯に関する作業を一つの空間で完結できる「洗濯専用スペース」のことをいいます。
洗濯機を回す・干す・取り込む・畳む、といった作業を一つの空間で済ませられるため、家事負担の軽減や、動線の短縮が可能です。
室内干しのできる空間を確保しておくことで、時間を気にせず洗濯ができるため、夜に洗濯を行うご家庭にもおすすめです。
また、雨の日だけでなく花粉が飛ぶ季節にも気軽に室内干しが行えます。
ランドリールームの導入費用は約10万円~30万円が相場です。
乾燥用のエアコンや換気システムなどを導入する場合は設備費用がプラスされます。
ランドリールームはどこに配置する?
ランドリールームを取り入れる際には、設備の都合や家事動線を意識した場所へレイアウトする必要があります。
配置のポイントを見てみましょう。
脱衣所・洗面台スペースと併用
ランドリールームを取り入れる場合、脱衣所と洗面台のあるスペースに併用することが一般的です。
洗濯機から出して、そのまま干すことができるため、重たい洗濯物を運ぶ手間が省けます。
ファミリークローゼットと隣接
ファミリークローゼットをランドリールームと隣接させることで、畳んだ洗濯物を各部屋へ運ぶ手間が省けます。
水回り近くにクローゼットを設置する場合は、ランドリールームに湿気が溜まらないように配慮をする必要があります。
テラスや庭に直接アクセスできる位置
ランドリールームから、外干しができる場所へ直接アクセスできれば、干した洗濯物を運ぶ距離が縮まります。
せっかく洗濯作業のできるスペースを作っても、外干しできる場所までの距離が長いと、作業効率が下がってしまいます。
注文住宅ならではの間取りやプランについても、木の花ホームへご相談ください。
栃木で創業100年以上、地元の気候風土を活かした設計と、世代を超えて住み続けられる家づくりで、長年安心して暮らしていただけます。
住宅見学会で実際にご覧いただくことも可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
ランドリールームの広さは3畳が妥当?
ランドリールームに必要な広さはどれくらいでしょうか。
10年後の暮らしを想像してプランを立てましょう。
家族が増えたり、子どもが部活を始めるなど、洗濯物が増える要素は多くあります。
よく採用される広さの3パターンを見てみましょう。
ランドリールーム2畳のイメージ
2畳のランドリールームは、家族4人程度の洗濯物を干すスペースを確保できます。
しかし、洗濯物を干している時間に洗面を使用したり、他の作業を行う広さの余裕はありません。
1日に洗濯機を2回まわすご家庭や、家族の生活リズムにばらつきがある場合は、手狭になってしまう可能性があります。
ランドリールーム3畳のイメージ
家族4人程度であれば、3畳のランドリールームがおすすめです。
狭すぎず広すぎず、扱いやすい広さで、1日の洗濯物を干すスペースは十分確保できます。
3畳ほどの広さがあれば、作業台付きの造作収納を設置するプランもおすすめです。
しかし、子どもの部活などで洗濯物が多く出る家庭や、2世帯住宅など家族の人数が多い場合、1日分の洗濯物をすべて干してしまうと、洗面スペースなどを圧迫して手狭に感じてしまう可能性があります。
ランドリールーム4畳のイメージ
間取りに余裕がある場合は、ランドリールームに4畳の広さを確保することもおすすめです。
4畳の広さがあれば、パジャマや下着などを収納する造作棚を設置することも可能で、家事効率を意識したレイアウトを導入できます。
一方で、ランドリールームを広くしすぎると、玄関や廊下など、他のスペースを圧迫する可能性もあります。
住まい全体のバランスを考慮してプランを立てましょう。
プランのポイントとよくある失敗
プランを立てる前に、重要なポイントや失敗例を知っておくと、後悔のない間取りに仕上げることができます。
プランを立てる際に知っておきたいポイント
昇降タイプの物干しがおすすめ
広さが3畳程度の場合、洗濯物を干さない時間は、物干しが空間を圧迫してしまうこともあります。
天井に収納されるタイプの物干しがおすすめです。
洗濯物を収納するスペースも確保
ランドリールームと脱衣所を併用している場合は、タオルや下着、パジャマなどを収納できる棚やキャビネットを設けると、さらに家事効率が高まります。
デッドスペースを有苦活用できる造作棚を導入するプランもおすすめです。
よくある失敗例
洗濯物が乾かない
換気がうまくいかず湿気が溜まってしまうと、洗濯物が乾かないだけでなく、カビが発生してしまう可能性もあります。
換気対策や送風のシステムを導入して空気が循環する環境を整えましょう。
生活リズムが合わないため不便
家族の生活リズムを考慮してランドリールームのプランを立てましょう。
脱衣所と洗面、ランドリールームを一体とする場合、洗濯を干す時間と家族の入浴時間が被ってしまった際にストレスや不便を感じてしまいます。
他の間取りに影響が出てしまった
ランドリールームを広く取ったが、あまり使用しなかった、玄関が狭くなってしまった、他の部屋を広く取れば良かった、などの失敗例もあります。
一度家を建ててしまうと簡単に間取りを変更することはできません。
プランを立てる際は専門家の意見も取り入れ、バランスのいい間取りを考えることも重要です。
ランドリールームは必ず必要?
近年、ランドリールームや室内干しシステムの導入は一般的になりましたが、スペースの確保ができない場合などは、設置しないことも多くあります。
ランドリールームがなくても問題ない場合
リビングや寝室などに部屋干しをしたり、取り込んだ洗濯物を仮置きすることに抵抗がない場合は、ランドリールームがなくても問題はないでしょう。
臭い移りや、洗濯物による空間の圧迫が気になる方は、ランドリールームの導入をおすすめします。
ランドリールーム以外の選択肢
木の花ホーム実例:無垢材の温かい雰囲気が包む、 木をふんだんに採用した家
洗濯機に隣接してランドリールームを導入することが難しい場合は、サンルームや室内干しシステムも検討してみましょう。
室内干しのできる独立した空間があれば、臭い移り防止、洗濯物の目隠しが可能です。
「暮らしやすさ」を考えた注文住宅は木の花ホームへご相談ください
今回は、3畳のランドリールームは妥当な広さなのか、サイズ別の使い勝手や、プランを立てる際に知っておきたい失敗例なども紹介いたしました。
洗濯は毎日行う家事ですが、洗濯物を干したり畳んだりするスペースを設けていない住宅も意外と多くあります
室内干しをする場所は湿気が溜まりやすく衛生的とはいえません。
洗濯物を干す環境を整えることで、カビの発生を防ぐだけでなく、生活空間の圧迫感を軽減し、快適な暮らしにつながります。
木の花ホームの家づくりは、太陽の位置や年間の気候、隣地との関係性を考慮し、設計のプロが、その敷地を最大限活かせる設計をご提案いたします。
栃木の環境を熟知した木の花ホームへ、ぜひご相談ください。
ショールームやモデルハウスでお待ちしております。