新年を迎え、あっという間に20日が経ちました。

コロナ感染者は一時は減少をみたものの、年が明けて再び増加に転じ、今やオミクロン株が猛威をふるっています。

ピークアウトするまでどれほどの時間がかかるのか、まだまだ油断ができない状況です。

そんな今、再び打撃を受けている飲食業界やイベント産業などの様子をニュースで見聞きしますが、同様に建築業界も厳しい状況に見舞われています。

とりわけ頭を悩ませているのは、建築に必要な材料が再び高騰していることです。

例えば、トイレやお風呂、給湯器やIH・ガスコンロなどの住宅設備は、今入手が非常に困難で、これらが入らなければお客さまにお引き渡しができません。

まさに、先が見えない状況です。

しかしながら、私は当社で家を建ててくださったOBのお客さまを守るために、どんなに厳しい状況であっても事業を存続するという決意を新たにしています。

お客様だけではありません。私には社員とその家族の人生を守るという責任もあるのです。

お施主様に迷惑をおかけしますが、世の中には、より条件の良い職場を求めて会社を離れる人もいます。

むろん、そういう人を責めることはできません。

ただ、こういう時こそ、その人の考え方や人間性があらわになります。

そして、今が価値観を共有できる仲間と一致団結できる時だと思っています。

考えてみれば、コロナ禍によって、私たちはモノ余りの社会・暮らし方に、少しずつ目を向けるようになりました。

コロナは人生や持続可能な社会について、立ち止まって考えるきっかけを与えてくれているように思えてなりません。

今までの贅沢な暮らしを、私たちは見直さなければならないのでしょう。

ワン・フォー・オール
オール・フォー・ワン

ひとりひとりが、みんなのために行動し、みんなでひとつの目的に向かって邁進する。

そのような精神で、お客様と社員を大切に守りながら、
今年も頑張っていきたいと思います。