木の花ホームでは、弊社で家を建てていただいたOBのお客様のご紹介で、

ご新規のお客様のお住まいを建てさせていただくことが多く、およそ４割がご紹介案件です。

長年設計に携わっている社員も、現在そんなご紹介からのお客様の案件を担当しています。

知人に紹介するということは、ご満足いただけなければありえないことです。自分が設計に携わったお客様からのご紹介だからこそ、本当にありがたいことですし、われわれも気が引き締まる思いです。何よりも代えがたい仕事の喜びを感じるときであります。

私が５０歳になったころ、「自分はこれまで何をしてきたのだろう。家族や生活のためだけに、仕事をしていていいのだろうか」と思い悩んだことがありました。もちろん、生活も家族も大事です。しかし、それだけでは自分の中に何も残らないのです。

そんな時、私がやりがいを感じることができたのは、お客様からのご紹介の仕事でした。
とにかく一生懸命やっていると、不思議とご紹介の案件がまた来るのです。すごく嬉しかったことを今でも覚えています。

私にとって家づくりとは、お客様の思い出を作るお仕事です。生前、父の運転する車の横に乗っていると「これは父ちゃんが建てた家なんだ、この頃は暑くて大変だったんだ」と良くその家の思い出話をしていました。幼少の私にはそれがとても嬉しかったし、その経験を社員や社員の子供にもさせてあげたいと考えています。

たくさん稼ぎたい、自分がステップアップするために頑張る。それも当然のことではあります。けれど、誰かに喜ばれ、信頼していただく喜びは何ものにも代えられません。自分の手がけた物件が地元にあり、家族にその仕事を見せることができる、それは地元ビルダーならではの良さだと思います。社員にもその喜びを感じながら、誠実にお客様と向き合ってほしいと思います。

いい家を一生つくり、ふるさとに生きる。
それが、私たちのモットーです。